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新入局者について

先輩方からの言葉

佐々木裕美私がまだ独身の頃、40代の内科の先輩女性医師が話してくれたことがあります。「40代は30代の積み重ねなの。私は30代で第一線を退いてしまったことを後悔しているの。」その女性医師は子供を3人抱え、40代で一念発起して消化器内科の研修からやり直し臨床に復帰されたばかりの先生でした。その先生の一言が、私が常勤医を続ける原動力になっています。私は平成14年に鹿児島大学を卒業し、鹿児島大学整形外科に入局しました。整形外科を選んだのは「機能を再建する」ということに魅力を感じたからです。当時先のことなど全く考えていなかった私は、ただ自分の好きな科に飛び込んだのでした。平成18年消化器外科医の夫と結婚、平成20年、22年に出産しました。平成16年に大学院に入学し、平成21年に専門医取得、休学期間を経て平成24年に学位を取得しました。キャリアの面では一見順調そうに見えますが、子どもが一人・二人と増えるたびに常勤医を続けられるかどうか迷い、悩みました。ですが、主人の「できるとこまでやったらいいよ。今までがんばってきたんだし。」という言葉に背中を押され、また医局にも自分の希望を伝え、最大限配慮していただいて常勤医として復帰し、なんとか続けています。最近、学会や医学系雑誌でも「どうやったら女医が働き続けられるか」という特集が目につきます。私が思う解決法は①自分の好きな科を選ぶこと②理解のある夫を見つけること③話し合える医局を選ぶことでしょうか。男女問わずどの職業でも言えることだと思いますが、30代は大変です。仕事も責任のある立場になり、家に帰れば母親業務が待っています。でも好きなことだからこそ続けられるし、時々さみしい思いをさせている子供たち、夫にも胸を張っていられるのだと思います。私たちの医局は女性医師が少ないため、型どおりではなく個人の選択に対して医局が個別に配慮してくれるというメリットがあります。私たちの医局には現在4人の先輩女性医師がいらっしゃいますが、それぞれ生き生きと仕事をしていらっしゃいます。私もそんな先輩方のように自分にしかできないことを見つけて極めていきたいと密かに思っています。

平成14年入局の佐々木裕美


鶴亜里沙私は、平成15年に鹿児島大学を卒業し、整形外科に入局しました。もう少しで整形外科医として13年目に突入します。
私が、整形外科医になろうと思ったきっかけは、ポリクリの整形外科実習にあると思います。その時の症例が『発育性股関節脱臼』であり、担当の先生が女性であり、とても楽しそうに仕事をしているのが印象的でした。
その後、整形外科に入局し、2人の男の子に恵まれ、今大学院生として研究に勤しんでおります。
整形外科とは?と聞かれると、『外傷(骨折)、人工関節、脊椎、スポーツ』
こんな感じでしょうか。力もいるし、大変そうだし。という印象でしょうか?
いやいや違います。この他にも、手の外科、関節鏡手術、リウマチ、小児整形など女性でもできる分野もあります。

出産、育児を経て、同期の男性医師から遅れをとり、焦る時期も確かにありましたし、今でもこれでよいのだろうかと悩むことも多々あります。子供にも淋しい想いをさせているだろうなと思いながら、ここまでやってきました。
しかし、患者さんから『先生でよかった。女医さんだから話しやすかった』と、言われることがあります。それが、続けてよかったなと深く思う瞬間です。
私達の医局には女性医師が8名(+県外2名)とまだまだ少人数ではあるのですが、その分いい意味で男性医師と同様に、または子持ち女医として配慮をいただきながら、整形外科医として邁進してこれました。
今後も、医師として、母として、まだ幾多の壁を乗り越えなければならないかと思いますが、諸先輩女性医師の先生方に相談しながら、日々頑張りたいと思っています。

平成15年入局の鶴亜理紗


天辰愛弓こんにちは!平成23年入局の天辰愛弓(旧姓中川路)です。進路に迷っている女性医師の皆さん、ぜひ整形外科も選択肢の一つにいれていただきたいです!

整形外科に興味はあるけどちょっとな・・・って躊躇されている方、それって、力仕事が多そうだけど大丈夫かなとか、女性医師が少ないけどやっていけるかな、などといった不安ではないでしょうか?私も4年前はそうでした。
実際入局してみてどうだったかというと、まず力仕事ですが、それほど力が必要ないものがほとんどです。確かに、なかには体の大きな方の足を片手で支えるなど力が必要なものもあり、腕力もなく、小柄な私には厳しいものもあります。そんなときはどうしているかというと、遠慮なく他の先生にお願いしています(笑)。当科の先生方は優しい先生方ばかりなので、快く手助けしてもらっています。細腕の女子でも大丈夫です!
次に男性社会というイメージですが、鹿児島大学整形外科は女性医師が少ないからといって女性医師に対する理解が乏しい現場ではありません。私自身昨年出産し、現在育児休暇中ですが、妊娠中の勤務地、当直の免除、放射線従事の免除、産後の育児休暇の期間(私の場合は1年)など、ある程度自分の希望する形でさせていただいています。

整形外科医に女性医師は少ない現状ですが、「先生が女医さんでよかった」と言ってくださる女性患者さんが実は結構多く、女性整形外科医のニーズの高さを実感しています。整形外科に少しでも興味がある方、ぜひ一緒に楽しく働きましょう!鹿児島大学整形外科でお待ちしております☆

平成23年入局の天辰愛弓


平成27年度入局

平成27年度入局の加世田圭一郎です。
私は平成25年度鹿児島大学を卒業し、2年間初期臨床研修を経て、平成27年10月に鹿児島大学整形外科へ入局しました。整形外科後期研修医としてバタバタしている毎日ですが、仕事には少しずつ慣れてきました。オンとオフの切り替え(忙しい情熱的な日々の診療や指導と、夜の飲み会やアクティブな休日の過ごし方)ができる先輩方が素直にさわやかでかっこいいと思っております。いずれそのようになりたく、まずはフットワークのよさを心がけています。
私が整形外科を選んだ理由には、骨折や腰椎椎間板ヘルニアなどで何度か整形外科でお世話になったこともあります。痛みがつらいときは元のよう動けるものか不安でしたが、術後とくに不自由なく生活できるようになりました。体験談に過ぎませんが、整形外科に強いあこがれを持ったことに間違いありません。今、 実際に整形外科医として働き始めて、痛い、歩けないといって来られる患者さんが手術をして笑顔で退院されるのをみると、本当にやりがいのある仕事だと思います。
ぜひ一緒に日々精進していきましょう。

平成27年入局の加世田圭一郎


平成27年度入局

平成27年度入局の小倉拓馬です。
私は福岡大学を卒業し、鹿児島大学病院で2年間初期研修を行い、平成27年度鹿児島大学整形外科に入局しました。現在鹿児島市立病院で外傷を主に勉強させていただいております。入局して気づいた点が3つあります。
一つは整形外科領域に英語が多いこと。これは今非常に困っております。一つの骨折にもいくつもの骨折の型がありいろいろな人の分類名があるのです。入局してそれに気づいたときは愕然としました。
2つ目は守備範囲の広さです。外傷、脊椎、腫瘍、関節、靭帯、スポーツ、切断なんでもありです。頭以外のすべての骨の骨折、靭帯、関節、筋肉、腱に関してほぼ全てに関わっているのです。細かく考えていきましょう。筋肉は体重から脂肪を差し引いた半分と言われていますので体重の約45%を占め、骨は大体15%。ざっといっても人間の身体の約60%の機能と構造に我々は精通しているのです。こんなにたくさんのものを取り扱う科は他にはないですし、興味ある分野へ進むことができるのは整形外科の特徴かなと思います。
最後に『整形外科の魅力は機能再建である。確かに命に直結するような病気を多く取り扱っているわけではないけど、その怪我や病気の機能再建することで患者さんの今後の日常生活をより豊かにすることができる』
今は僕のお気に入りの言葉です。僕はスポーツが好きで整形外科に進みましたが、医局説明会の時にとある先生に言われたこの言葉が入局したあとの今になって非常に心に染みています。
現在は市立病院で外傷を主に取り組み非常に充実した日々を過ごさせていただいています。そして一人でも多くの機能再建に魅了された仲間が増えることを楽しみにしています。

平成27年入局の小倉拓馬


平成27年度入局

平成27年度入局の中村優子です。
私は平成25年度鹿児島大学を卒業し、2年間初期臨床研修を経て、平成27年度に鹿児島大学整形外科へ入局しました。ローテンションで現在は関連病院に勤務しています。
以前から手術に興味があり、進路選択の際は整形外科のほかにも外科(乳腺外科)、形成外科などの診療科と大変悩み、多くの方々に相談しました。整形外科の良い点は、患者数が非常に多いこと、早い段階から手術をたくさんさせてもらえること、脊椎から手外科まで多様な専門が選べること、専門医取得までの期間が短いこと、外科医でありながらメスを置いた後も競合する診療科がないこと、などでしょうか。外科系でありながら深夜に呼ばれることが少ないのも女性にはおすすめで、プライベートもしっかり楽しめます。
私は鹿児島県外の出身なので、卒後は地元か長く生活をしていた東京へ戻ることも考えましたが、やはり外科医として必要な技術を取得するためには、熱心に教えてくれる指導者がいて、かつ実践の場がたくさんあることが大切と考え、鹿児島県に残留しました。地方大学の小さな医局ゆえに、医局や同門の先生方は後輩に大変良くしてくださいますし、疾患の偏りなく、大変多くの患者さんを診ることができ、なおかつ執刀の機会にも恵まれていると思います。昨年度は入局1年目ながら100件を超える執刀をさせていただくことができました。将来は手外科志望ですが、形成外科医の少ない鹿児島県ゆえに、再建や切断肢、創傷治療などにもどんどん取り組んでいきたいと野望をもって日々精進しています。
女性でも働きやすい科だと思いますし、周りは優しい九州男児ばかりなので体力や腕力などの点はフォローしてもらえます。みなさまの見学をぜひお待ちしています。

平成27年入局の中村優子


平成26年度入局

こんにちは、平成26年度入局の石原聡一と申します。私は川崎医科大学を卒業後、出身地である鹿児島に戻り、市中病院にて2年間の初期研修を終了後、鹿児島大学整形外科に入局しました。元来整形外科志望でありましたが、他大学出身ということもあり多少の不安はありました。しかしながら、全く分け隔てなく迎え入れてもらいました。
入局してからの流れですが、まずほとんどの場合大学病院スタートになると思います。大学病院には、脊椎グループ・関節グループ・腫瘍グループの3つのグループがあります。各グループとも、多くの指導医の下で難症例を経験することができ、カンファレンスや勉強会も充実してるのが特徴です。
また鹿児島大学整形外科は関連病院が多く、様々な施設で研修し、幅広く経験が積めるようにシステム化されているのはメリットだと思います。特に大学病院ではあまり経験できない外傷症例は、関連病院で経験することにあります。半年間ごとのローテーションになり、大変だとお思いの方もいるかもしれませんが、様々な先輩の下で学ぶことができ、なにより鹿児島県全体の整形外科実情を自分の目で見れることは大きな経験となると思います。
またどの施設でも、収入の面でも保障されていることも特徴の一つです。
ひとりでも多くの方の入局をお待ちしております。
ぜひ一緒に働きましょう!

平成26年度入局の石原聡一


こんにちは。平成26年度入局の前迫です。
私は平成24年度鹿児島大学を卒業し、南風病院で2年間初期臨床研修を行い、平成26年度から鹿児島大学整形外科に入局しました。大学で6か月脊椎グループを回った後、今給黎総合病院で6か月外傷を中心とした診療を行っているところです。平成27年度からの行き先は未定です。(この波乱万丈な異動があるというのも入局の醍醐味かもしれません)
医学部学生・研修医にとって研修病院をどこにするか、何科にすすむか、大学入局か民間病院へ就職するか、悩みは尽きないものかと思います。わずか数年の差ではありますが多少の先輩として道標を記したいと思います。
今これを読んでくださっている人は多少は整形外科に興味がある方かと思います。僕が学生・研修医1年目の時にはまさか自分が整形外科に入局するとは思ってもいませんでしたが、なぜか気づけば入局し、充実した日々を送っています。感性・好みは人それぞれなわけですが僕にとっての(鹿大)整形外科の魅力とは、、
①   対象となる患者数が多く、絶対的に必要とされる=仕事のやりがい◎
②   サブスペシャリティーとなる領域が多彩=自分に合うものが見つかる、きっと。
③   手術、外来、当直とバラエティー豊かなネーベン先がある=飽きない。様々な先生のやり方を体感できる。
④   人がいい先生ばかり=困った時に頼らせてもらえなければ不安すぎる
これらはどこの科でも、また他大学でも同様のことが言えるかもしれません。が、僕は鹿児島大学整形外科しか知らず、ここしかおススメすることができません。苦楽をともにする仲間が増えることを楽しみにしています!

平成26年度入局の前迫


私は、平成23年鹿児島大学を卒業し、鹿児島大学、南風病院での初期研修を経て、平成26年鹿児島大学整形外科に入局しました。
もともと大学入学したときから整形外科に興味があり、大学5、6年で学生実習や初期臨床研修で整形外科を経験し入局を決めました。
大学では関節・腫瘍・脊椎の3グループに分かれており、大学病院ならではの特殊症例や県内外の骨軟部腫瘍の治療を行っており、グループの一員として現在は脊椎疾患の加療に携わっております。
整形外科に入局して感じたことは、整形外科を受診する患者さんは子供からおじいちゃんおばあちゃんまで老若男女であることと、整形外科以外の診療科と比べてリハビリが大切であることでした。手術をしたらそこで治療は終了ではなく、そこから失っていた機能を回復するという新しい治療が始まります。これは実際に整形外科を経験しなければわかりませんでした。
整形外科の守備範囲は全身にわたっており、将来進むべき道がたくさんあります。これから様々な病院勤務を経験しながら、より多くの患者さんたちに接していきながら、自分の進みたい道を探していこうと思っております。

平成26年入局の井内


私は平成24年に鹿児島大学を卒業し、鹿児島大学の研修プログラムで2年間の初期研修を行いました。元々学生時代から整形外科に興味はありましたが、初期研修時代に様々な科を回ってから入局先を決めようと思い内科を中心に様々な科を回りました。最終的には手術の結果が患者さんのQOLにダイレクトに結びつく面白さが決め手となり整形外科に進むことを決め、鹿児島大学整形外科へ入局しました。
大学の医局へ入局した理由としてはいくつかあります。まずは、自分の先輩・後輩を数多く作ることです。まだまだ医者になってから日は浅いですが、自分一人で膨大な医学知識を完璧に理解し、医療を行うことは現実的に不可能だと考えています。自分が頼るべき人材のネットワークを作ることはとても重要と考えました。次に様々な施設、指導者の下で経験を積む必要があるということです。どうしても一つの病院にとどまってしまうと、その病院で経験できる症例・術式に慣れることは出来ますが、知識に偏りが出てしまうことは明白です。
入局して早くも1年が経過しておりますが、大学病院、南風病院で仕事をさせていただき、充実した日々を過ごしております。
どの科に進むべきなのか、どこに入局もしくは就職するべきなのか、この文章を読まれている後輩の皆さんもさぞかし悩むことと思います。入局された際には先輩の一人として精一杯支えていきたいと思いますし、自分自身も一緒に向上していければと思います。拙い文章で申し訳ありませんでしたが、鹿児島大学整形外科への入局を心よりお待ちしています。

平成26年入局の増田