鹿児島大学整形外科学教室DEPARTMENT OF ORTHOPAEDIC SURGERY
KAGOSHIMA UNIVERSITY

当教室からのお知らせ

当教室からのお知らせ

―夏の高校野球鹿児島県大会 メディカルチェック―

2026.7.27 上釜 浩平

今年も、夏の甲子園を目指す高校球児たちの熱い戦いが繰り広げられました。

鹿児島県では例年、県高等学校野球連盟からの依頼を受け、県大会の準々決勝から決勝までに登板した投手を対象として、試合後のメディカルチェックを実施しています。鹿児島大学病院整形外科の医局員と関連病院の理学療法士が協力し、選手の肩や肘の状態を確認する取り組みです。

検診では、肩・肘の症状に関するアンケートと問診に加え、肩・肘関節の可動域測定、圧痛部位の確認、肩のインピンジメントテスト、肘関節のストレステストなどを行います。現在の痛みや違和感を把握するだけでなく、障害の早期発見と今後の重症化予防につなげることを目的としています。

メディカルチェックは、勝敗にかかわらず両チームの投手を対象に行います。特に敗れたチームの選手にとっては、甲子園への挑戦が終わった直後です。悔し涙を流しながら検診を受ける姿を前にすると、私たちも胸が締め付けられる思いになります。

それでも、ここで身体の状態を確認することが、次のステージでの活躍や、長く野球を続けることにつながるかもしれません。目の前の勝敗だけではなく、選手一人ひとりの未来を守るための活動として、私たちは真摯に取り組んでいます。

今年は、7月19日・20日に準々決勝4試合、23日に準決勝2試合、25日に決勝戦が行われ、雨天による順延もなく、全7試合のメディカルチェックを無事に終えることができました。

大会期間中、ご協力いただいた医局員、関連病院の理学療法士をはじめ、県高等学校野球連盟、大会関係者、スタッフの皆さまに、この場を借りて心より御礼申し上げます。

高校球児たちが大好きな野球を安心して続けられるように。この取り組みを、来年以降も継続していきたいと考えています。

     診察する北川先生