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金沢大学整形外科より、「手の更年期外来」見学に来られました
2024年9月9日、金沢大学整形外科手外科グループ赤羽美香先生、森灯先生が「手の更年期外来」の見学に来られました。
当科では、2019年4月より「手の更年期外来」を開設し、当院婦人科女性ヘルスケア専門医である崎濱ミカ先生、唐木田智子先生とともに更年期に起こる手の痛みに対する治療を行っています。これまで、ホルモン補充療法や漢方薬、サプリメントは更年期におこる手指関節症に有用であるという結果を様々な学会で報告しています。
当日は、整形外科と婦人科と同日受診できるしくみや実際の患者さんが診察を受ける流れ、紹介患者さんを増やすために工夫していることなどを整形外科の佐々木から説明後、実際の治療や注意点について崎濱先生から説明を行いました。
更年期に起こる手の痛みは、患者さんの日常生活に多大な影響を及ぼし、重大であるにも関わらず、有効な治療がないのが現状です。このような症状に対して、整形外科と婦人科が連携をとり適切な時期に適切な治療を導入することが重要と考えています。これからも、このような取り組みが全国に広がっていくことを期待しています。
今回の見学は、金沢大学整形外科で「女性のための手外科外来」をされている森先生が、当科のHPを見てくださったそうで、直接メールを頂いたことがきっかけとなりました。「更年期における手の痛み」をどうにかしたいと考えてくださっている先生が全国にいるということにうれしさを感じるとともに、この治療がもっと認められるようにますますがんばって行こうと思いました。
金沢大学整形外科のインスタグラム https://www.instagram.com/kanazawa_univ_seikei/
鹿児島大学婦人科女性ヘルスケア https://www.obgy-kagoshima.jp/woman-health-care.html