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学位取得報告(俵積田先生)
学位審査結果および優秀論文賞のご報告
このたび、学位審査の結果、学位授与が正式に承認され、あわせて優秀論文賞を拝受することとなりましたので、ご報告申し上げます。
私の学位論文は、前田先生のご指導と、伊集院先生がご開発されたmodified CTAモデルの先行研究があって初めて成立したものです。その成果は「Zoledronate alleviates subchondral bone collapse and articular cartilage degeneration in a rat model of rotator cuff tear arthropathy」というタイトルで、2024年8月にOsteoarthritis and Cartilage誌にアクセプトされました。
本研究では、modified CTAモデルを用いて、ビスフォスフォネート製剤Zoledronateの投与が、骨頭陥没の進行抑制のみならず、関節症性変化の抑制にも寄与することを明らかにしました。さらに、CTAの病態形成において、軟骨下骨における破骨細胞と、滑膜におけるマクロファージの関与が重要であることを示すことができました。
決して平坦な道のりではなく、四苦八苦の連続でしたが、最終的には前田先生のご指導のもと、仮説に基づいた研究を推進し、成果として結実させることができました。基礎研究においては、先行研究を丁寧に読み解くこと、そして明確な仮説を立て、それに沿って論理的に検証していくことの重要性を、身をもって学ぶことができたと感じています。
大学院生活を通じて、基礎研究の面白さと厳しさの両方を実感することができました。実験がうまくいったときの喜び、文献を読み進める中で未知の知識がつながっていく楽しさは、研究者としての大きなやりがいのひとつと感じました。一方で、論文の通りに結果が再現されないことも多くありました。こうした経験を通じて、「既存の知見を鵜呑みにせず、自らの手で確かめることの大切さ」も学ぶことができました。
今回の学位取得および受賞は、ひとえにご指導・ご支援を賜った先生方、そして研究室の皆様のおかげであり、深く感謝申し上げます。今後も本研究で得た経験を糧に、研究・臨床に真摯に取り組んでまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
俵積田 裕紀
このたび、学位審査の結果、学位授与が正式に承認され、あわせて優秀論文賞を拝受することとなりましたので、ご報告申し上げます。
私の学位論文は、前田先生のご指導と、伊集院先生がご開発されたmodified CTAモデルの先行研究があって初めて成立したものです。その成果は「Zoledronate alleviates subchondral bone collapse and articular cartilage degeneration in a rat model of rotator cuff tear arthropathy」というタイトルで、2024年8月にOsteoarthritis and Cartilage誌にアクセプトされました。
本研究では、modified CTAモデルを用いて、ビスフォスフォネート製剤Zoledronateの投与が、骨頭陥没の進行抑制のみならず、関節症性変化の抑制にも寄与することを明らかにしました。さらに、CTAの病態形成において、軟骨下骨における破骨細胞と、滑膜におけるマクロファージの関与が重要であることを示すことができました。
決して平坦な道のりではなく、四苦八苦の連続でしたが、最終的には前田先生のご指導のもと、仮説に基づいた研究を推進し、成果として結実させることができました。基礎研究においては、先行研究を丁寧に読み解くこと、そして明確な仮説を立て、それに沿って論理的に検証していくことの重要性を、身をもって学ぶことができたと感じています。
大学院生活を通じて、基礎研究の面白さと厳しさの両方を実感することができました。実験がうまくいったときの喜び、文献を読み進める中で未知の知識がつながっていく楽しさは、研究者としての大きなやりがいのひとつと感じました。一方で、論文の通りに結果が再現されないことも多くありました。こうした経験を通じて、「既存の知見を鵜呑みにせず、自らの手で確かめることの大切さ」も学ぶことができました。
今回の学位取得および受賞は、ひとえにご指導・ご支援を賜った先生方、そして研究室の皆様のおかげであり、深く感謝申し上げます。今後も本研究で得た経験を糧に、研究・臨床に真摯に取り組んでまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。