鹿児島大学整形外科学教室DEPARTMENT OF ORTHOPAEDIC SURGERY
KAGOSHIMA UNIVERSITY

当教室からのお知らせ

当教室からのお知らせ

【「手の更年期外来」から「メノポハンド外来」へ】変更のお知らせ

佐々木 裕美

当科では2019年より、婦人科と連携して、更年期女性にみられる手の症状に対する診療・研究に取り組んでいます。

このたび、「メノポハンド」が日本手外科学会の単語集に正式な用語として登録されたことを受け、これまでの「手の更年期外来」を「メノポハンド外来」へ名称変更しました。

更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)の変動・低下に伴い、手指の痛みやこわばり、しびれなど、さまざまな症状がみられることがあります。

また、ヘバーデン結節やブシャール結節、母指CM関節症などの変形性手指関節症、ばね指、ドケルバン病、手根管症候群など、更年期の女性に多くみられる手の疾患とエストロゲンとの関連も注目されています。

当科では、手の症状を整形外科的な視点だけでなく、更年期に伴う身体の変化という視点からも評価し、必要に応じて婦人科と連携して治療を行っています。

さらに、診療と並行してメノポハンドに関する臨床研究を行っており、当科の研究では、HRT(ホルモン補充療法)を受けた患者さんにおいて、治療後に手の痛みや手の機能の改善が認められています。

まだ十分に解明されていない「更年期と手」の関係について、これからも診療と研究の両面から取り組み、よりよい治療につなげていきたいと考えています。