鹿児島大学整形外科学教室DEPARTMENT OF ORTHOPAEDIC SURGERY
KAGOSHIMA UNIVERSITY

研修医・医学生の方へ

女性医師からのメッセージ



2023年入局した髙﨑(旧姓吉元)秋穂と申します。将来の専門科を悩んでいる女性医学部生、女性研修医の方に、少しでも整形外科の魅力を伝えられたら!と思い、投稿させていただきます。私は昔から整形外科を志望していたわけではなく、研修医の前半までは他の診療科に進むことを考えていました。研修で色々な科を回るなかで、時には患者さんが亡くなることも経験し、これからもその場面に立ち会わなければならないのかと考えると不安になることもありました。

しかし、整形外科の場合は、比較的全身状態が安定している患者さんも多く、機能回復や生活の質の向上に重点を置いています。痛みで動けず救急車で運ばれてきた患者さんが、術後には病棟で歩けるようになるといったように、治療の成果をはっきりと感じられることがやりがいであり魅力だと感じます。また、手術をしている先生がとても楽しそうで、雰囲気も良いと考え入局することに決めました。現在も、優しい上司や同僚、医療スタッフに支えられ、毎日楽しく働いています。写真は同期みんなで飲み会に行ったときの写真です。同期6人中、私を含めて女性医師が2人です。整形外科というと手術で腕力を必要とされるイメージが強いですが、当医局は各関連病院3人体制となっているので、万が一、力が必要な作業があっても、1人で何とかしないといけないということはありません。周りの先輩が快く手伝ってくださいます。

また、実際入局してみると、手術だけでなく、関節、外傷、腫瘍、脊椎、スポーツといった多様な分野があり、外来やリハビリの需要もたくさんあります。そのため、自分のライフステージに応じて働き方を選択できるのも魅力の1つだと思います。

実際、出産・育児を経験された女性の先輩方は、医局に相談し、妊娠中の勤務地の考慮、当直・放射線従事の免除、産後の育児休暇等、個々の状況に合わせ柔軟に対応してもらっています。

研修医の2年間のうち1ヶ月でも良いので整形外科を回っていただけると嬉しいです。そして興味を持っていただけると尚嬉しいです。いつか、皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。




整形外科は「力が必要」「男性中心の分野」といったイメージから、選択肢として考えにくいと感じている方もいらっしゃるかもしれません。

私自身も学生時代から興味はあったものの、「実際に研修医でまわれば自分には無理だと諦めがつくだろう」そんな気持ちで研修に望んだところ、手術の面白さに魅了され入局を決意しました。実際に働いてみると、整形外科は決して力だけの分野ではなく、患者様の状態を的確に評価する判断力や、丁寧な診察、そして一人ひとりに寄り添う姿勢がとても重要であることを実感しています。

また現場に出て驚いたのは、女性の患者様からの女性医師へのニーズが非常に高いということです。患者様が友人に自分の外来を勧めてくださったり、ご指名をいただいたりすることもあり、整形外科を選んでよかったと心から思える瞬間でもあります。女性だからこそ気付けること、気遣えることもあり、それは大きな強みになると感じています。

鹿児島大学整形外科は女性医師が多いとは言えませんが、だからこそ一人ひとりのライフプランに配慮し、働き方についても相談しやすい環境があります。

困った時には相談に乗ってくださる医師が整形外科には本当に多いので、安心してください。少しでも興味があれば、ぜひ一度医局を見に来てください。皆さんと一緒に働ける日を、心より楽しみにしています。

令和7年度入局の福村真希




こんにちは。令和元年5年度入局の松村舞です。

わたしがもともと整形外科にいだいていた印象は、力仕事、体育会系、男性社会、といったもので、自分とは無縁の世界だと思っていました。研修医2年目までは整形外科に入局するなど考えたこともありませんでした。実際に女性には難しいのでは?と思っている方も多いと思います!丸3年間、今年で4年目になりますが、整形外科として働いてみて思ったことは、入局前に心配していたことは意外と大丈夫、ということです。力仕事の印象が強いですが、意外と女性の力でもなんとかなることが多いですし、なんとかならなくても誰かに頼れば大丈夫です。優しく親しみやすい先輩ばかりで、さらに最近は女性医師の人数も増えてきており、ワークライフバランスの相談などもしやすい環境だなと思います。

興味がある方もない方も、一度見学などにきてみてください!一緒に働ける日が来るのを楽しみにしています!




令和3年入局の白澤美順と申します。

気づけば入局から月日が経ち、専門医試験も終了し、出産を経て現在育休を頂いています。

元々整形外科に入局しようと思った理由は多々あります。元々運動器に興味があったこと、整形外科といっても幅広い分野があること、医局員の方々の人柄などあげればキリが無いですが、これから長い医師生活を送る上でずっと興味を持ち続けることができそうという直感が最終的な決め手でした。

正直に言うと学生時代は「整形外科」といえば、力!スポーツ!男!(全部大声)という偏見の塊のようなイメージがあったのですが、実際はそのような偏りはありませんので、少しでも興味のある方は見学やローテーションをおすすめ致します。

実際に整形外科をローテートし、偏見を払拭した私でしたが、入局する上で一番悩んだ点は結婚、そして妊娠出産についてです。

特に整形外科は透視を使うことが多い診療科であること、外科であるため妊娠出産でブランクがあくことへの不安など、正直入局した段階ではそれらの不安は全て解消しきれないままでした。

しかし、実際に自分が妊娠・出産を経た今、この医局で良かったと感じています。

妊娠を希望する段階で勤務先や勤務内容にも配慮下さり、妊娠後の業務についてもサポート頂きました。結果として不妊治療を行ったので妊娠まで予想以上に期間がかかりましたが、それでもそのことにも十分理解頂き、診療を続けながら安心して治療を行うことができました。

妊娠を希望してから今まで、皆さんにご迷惑をお掛けしたこともありましたが皆さん嫌な顔一つせず、当直や外勤の調整などサポートして下さりました。

また出産後も早めに外来のみ復帰させて頂き、医師生活と並行して育児をすることが出来ております。

直近の出来事のため入局に際して同じ悩みを抱えている女医さんの参考に少しでもなればと妊娠出産について多く語りましたが、もちろん整形外科そのものが面白い分野だと思います。まだまだ私も勉強中の身ですが、少しでも興味のある方、是非一緒に整形外科医として働きましょう!



出身は札幌市ですが出身大学だったので当医局へ入局しました。入局後は半年から1年毎に県内全域を人事異動で回っており、色々な土地に行くことが出来ます。自然豊かなところが多く、関連病院の6割は地域の開業医なので、派遣先の病院での主な仕事は外来です。腰痛や膝関節の注射などは女性医師でも全く問題なく出来ています。優しい先輩方の指導の下、貴重な手術症例はひとつひとつ大切に研鑽を積んでいます。

夜間や休日の救急では肩や股関節など大関節の脱臼整復を行ったり、手術の際には足を持ったり太いキルシュナー鋼線を切ったりドライバーのトルクをかけたり、力仕事も多く困ることがありますが、男性医師の助けを借りて対応できています。

専門医取得後はほとんど力仕事を要しない手外科を目指していますが、県内には研修施設がほとんどないのが現状です。新しく就任された谷口教授は若手医師の学ぶ体制や女性医師の環境をより良くしていこうと積極的に考えて下さっていますので、今後の医局は女性がますます働きやすくなると期待しています。

もし整形外科に興味があれば見学に来てみて下さい。
平成27年入局の中村優子



こんにちは!平成23年入局の天辰愛弓(旧姓中川路)です。進路に迷っている女性医師の皆さん、ぜひ整形外科も選択肢の一つにいれていただきたいです!

整形外科に興味はあるけどちょっとな・・・って躊躇されている方、それって、力仕事が多そうだけど大丈夫かなとか、女性医師が少ないけどやっていけるかな、などといった不安ではないでしょうか?私もそうでした。
実際入局してみてどうだったかというと、まず力仕事ですが、それほど力が必要ないものがほとんどです。確かに、なかには体の大きな方の足を片手で支えるなど力が必要なものもあり、腕力もなく、小柄な私には厳しいものもあります。そんなときはどうしているかというと、遠慮なく他の先生にお願いしています(笑)。当科の先生方は優しい先生方ばかりなので、快く手助けしてもらっています。細腕の女子でも大丈夫です!
次に男性社会というイメージですが、鹿児島大学整形外科は女性医師が少ないからといって女性医師に対する理解が乏しい現場ではありません。私自身出産し、育児休暇を取りましたが、妊娠中の勤務地、当直の免除、放射線従事の免除、産後の育児休暇の期間(私の場合は1年)など、ある程度自分の希望する形でさせていただきました。

整形外科医に女性医師は少ない現状ですが、「先生が女医さんでよかった」と言ってくださる女性患者さんが実は結構多く、女性整形外科医のニーズの高さを実感しています。整形外科に少しでも興味がある方、ぜひ一緒に楽しく働きましょう!鹿児島大学整形外科でお待ちしております☆
平成23年入局の天辰愛弓



私が鹿児島大学整形外科に入局して15年が過ぎ、中堅と呼ばれる部類にcategorizeされる年代になってきました。整形外科に興味があるけど色々と心配、という女性医師の皆さんにこれまでの経験を元にメッセージを送りたいと思います。

私は平成14年(24歳)に鹿児島大学を卒業し、鹿児島大学整形外科に入局しました。整形外科を選んだのは「機能を再建する」ということに魅力を感じ、手術が楽しそうだと思ったからです。当時、仕事と家庭の両立のことなど全く考えていなかった私は、好きだから、という理由で整形外科に飛び込みました。平成18年(28歳)消化器外科医の夫と結婚、平成20年(30歳)、22年(32歳)に出産しました。平成16年(26歳)に大学院に入学し、平成21年(31歳)に専門医取得、休学期間を経て平成24年(34歳)に学位を取得しました。

20代はただただ目の前の仕事をこなすのに精一杯でしたが、30代前半で「これが専門、と胸を張れることを見つけたい」と思い、密かに骨軟部腫瘍と手外科を専門とすることに決めました。30代は大学院での研究生活や学位取得のためしばらく臨床を離れましたが、その後復帰し、現在骨軟部腫瘍と手外科を専門とし、仕事を続けています。

母親業については、一人ではとてもできません、と30代早々にgive up宣言し、自分の母親をフル活用し、平日は家事代行やベビーシッターさんを頼み、PTAに行けないときは主人に行ってもらうなど、人の手を借りまくって何とか乗り越えてきました。

私が思う女性医師が仕事を続けるために重要なことは、
  • 自分の好きな科を選ぶこと:好きなことだからこそ続けられるし、時々さみしい思いをさせている子供たち、夫にも胸を張っていられる
  • 理解のある夫を見つけること:一番の理解者であり、同士である
  • 話し合える医局を選ぶこと:型どおりではなく個人の選択に対して医局が個別に配慮してくれるか、ただ、自分の希望を通すだけではなく“持ちつ持たれつ”の精神で

20代、30代、色々な場面で転機が訪れます。そのたびに自問自答し、何がその時一番大切かを考え、目標を決めて夢に向かって進んできました。私もまだまだしたいこと、しなければならないことがたくさんあり、これからも自分の夢に向かってがんばろうと思っています。鹿児島大学整形外科は女性医師が少ない教室ですが、だからこそ、それぞれの希望に最大限沿うことができると思います。自分の夢をあきらめず、ずっとがんばりたい女性医師のみなさん、力になります。お待ちしています。
平成14年入局の佐々木裕美