2024-04-29

鹿児島大学 整形外科学教室

Department of Orthopaedic Surgery Kagoshima University

専門医になって


2020年度入局の堂込雅貴です。令和5年度の整形外科専門医試験に合格し、晴れて専門医となることが出来ました。
専門医試験は普段の臨床とはまた少し違い勉強しなければならない内容は非常に多いものでありましたが、試験勉強を通して専門的知識を得ることで、より広い観点で診療を行うことが出来るようになったと思います。
入局して以来様々な関連病院を周り、最初は診療に対する不安が大きかったのですが、諸先輩方の教えもあり専門医と呼ばれるまで成長できたことをしみじみと実感しております。
とはいえ、整形外科医としてはまだまだ未熟な身ではありますので今後も研鑽を積んでいきたいと考えております。

最期に谷口教授をはじめ、これまでご指導いただいた先生方、専門医申請を行うにあたりアドバイスをしていただいた諸先輩方へ心より感謝を申し上げます。


2018年度入局の上釜浩平です。2022年1月に行われた専門医試験に合格し、晴れて専門医となりました。
新専門医制度となり入局し3年9か月経過した入局4年目の1月に受験することができ、申請も今まで紙媒体でのレポートの提出であったものからパソコンでネット上での症例登録となり、先輩方からのアドバイスがなかなかもらえない状況で、不安がありながらの受験となりました。
また新型コロナウイルス感染拡大に伴い、各都道府県に設けられた会場でCBT方式にて行われました。自己採点ではギリギリラインの点数でありひやひやしていましたが、無事合格通知が来たときは国家試験に受かった時のように安堵しました。
専門医に合格しても日常の診療にはなんら変化はありませんが、より責任感をもって日々の診療に携わっていきたいと思います。現在大学院生で研究も控えており、臨床と研究とつなげられるように努力いたします。
専門医試験受験の準備期間、試験間近に気遣って頂いた中島部長、令和3年度専門医試験委員会委員長でありました谷口教授に感謝申し上げます。


平成30年度入局の井手貴之です。令和3年度の整形外科専門医試験に合格し日本整形外科学会専門医の資格を取得することができました。
試験の受験資格を得るためには一定数以上の症例経験が必要ですが、当院の薩摩維新プログラムでは手術、保存療法ともに十分な症例数を経験することができ、受験資格取得に困ることはありませんでした。
試験においては谷口教授が令和3年度の専門医試験委員会の委員長を務められていたこともあり、気合を入れて勉強し本番に臨みました。試験を通して幅広い整形外科領域の学びを深め、専門的知識を得ることができたと感じております。
今後は整形外科一般の診療はもちろんですが、特に膝・足・スポーツ領域への専門性を高め研鑽を積んでいきたいと考えています。
谷口教授をはじめ専門医取得のためにご指導頂いた医局の先生方、関連病院の先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。


2018年入局の島ノ江研斗です。2022年度に専門医を取得しました。新専門医制度へ移行し初年度であったため申請ミスがあり、1年遅れての取得となりました。入局時には、なんでも出来るお兄さん・お姉さん方だと思っていた学年になったものだとしみじみと思います。

専門医制度が変わり、カリキュラム等も大幅な変更がありました。受験期間が従来よりも1年短くなったり、症例申請がweb上で出来るようになったりしています。初年度で戸惑いもありましたが、受験者にとっては概ねいい方向に向かっていると思います。またコロナ禍で、各地区で受験出来るようになったのもプラスに感じました。

ちょうど日々の業務も任されるようになり、最前線でバリバリ働く学年になった頃に勉強し直すというのは、体力的にもしんどいものがありました。(出産も重なり、直前はボロボロだったと思います)しかし上司・後輩のサポートもあり無事に突破することができました。今後は更なるサブスペシャリティを求めて、大学院に進学し研究の分野にも足を踏み入れて行こうと思います。

骨・軟部腫瘍や基礎系の、日々の臨床では遭遇しにくいような症例も勉強でき、知識の整理としてとても勉強になったと思います。逆に普段の仕事内容だけでは到底太刀打ちできない内容なので、諸先輩方・医局クラークさん達のサポート無しには合格出来なかったと思います。鹿児島大学の整形外科医局では、専門医試験でのサポート体制も充実しており、とても感謝しています。

専門医取得が一つのゴールかと思いきや、やっとスタートラインに立った気持ちです。今後も日々の診療・研究に邁進して行こうと思います。